耳をふさがないイヤホン ambie 通勤に最適

ついに見つけた理想のイヤホン。

今までは耳をふさぎ、スマホを見ながら歩いていると「ヒヤリ」が多かった。

耳をふさがずに音楽を身にまとう新感覚のイヤホン。

実際に購入し、試してみたが凄い!

イヤホンしながら人とも話せる優れもの。マイク付きなので通話も可能。

耳の穴をふさがないで音楽が流れる感覚は、お店で流れている音楽を聴いているような感覚。

妻に協力してもらって、音漏れがどのくらいか検証したところ、ほとんど顔が密着するくらいしか漏れない。(音量にもよるが)

たかがイヤホンだが、未来のツールと出会った衝撃を受けた。

これなら音楽聞きながら歩くのも危なくなくなるので、世界中に広まってほしいと思った。

 

耳をふさいでると、本人は危ないのもあるけど、そういう人とぶつかる可能性が高いから迷惑なんだよね。

自分もぶつかりそうになったことあるけど。。。

私はBluetoothを購入したが、イヤホンジャックタイプもあります。

ショップでお気に入りを探してみてください。

 

カメが教えてくれたこと

私のカメは25歳。小学校3年生の時に買ってもらった。

今日、天国に旅立った。

予兆があったのは2週間前くらい。いつ見ても同じ場所にいて、動かない事が多かった。

餌は入れるものの、食べているかは不明。活き餌として川魚を混泳させていた。その魚が徐々に減っていたので、余り気にしていなかった。

1週間前。

両手、両足、頭を伸ばしたままぐったりしていた。水槽を覗いていると、呼吸はしている模様。水質が悪いのかと思い、水を大量に足した。

私のカメは、ろ過機を2台回して水質を保っている。この時は、新しい水を循環させるだけで対処できたと思っていた。

仕事も忙しく、様子見。依然として改善は見られず、毎日だらんとしていた。触れると甲羅に頭を隠そうとしたので、元気はあるのかと判断した。

昨日。妻から連絡あり。気にして見ていたけど、一日中動いていないので、死んでしまったのではないか、大丈夫かと。

少し前、1日過ぎてしまったために、色々と大変な思いをする嵌めになったため、帰宅は深夜1時だったが、慌ててろ過機の掃除をすることを決意した。

ネットで調べたところ、熱中症や水カビ病など、当てはまりそうなものを探して見たが、どれもピンと来なかった。

カメは生あくびのような仕草を定期的に行い、苦しそうではあった。水槽から別の容器に移し、甲羅を掃除した。細かい甲羅がぼろぼろ剥がれたが、押してもぶよぶよではなく、健康的な甲羅に見えた。

カメを持ち上げた時に、肛門から性器が出たが、とくに以上はなく、艶のある健康的なものだった。

甲羅の掃除を終え、妻の提案で常温のミネラルウォーターを入れてやった。

ろ過機の掃除中、何度か脱走しようとするカメ。いつもはケースを転がし、脱走してしまうほど力強いが、今回は登ることができないようだった。

2時30分頃、移したカメの水を替える。

油のような、白い皮膚のような不純物あり。

ろ過機の掃除完了が午前3時半頃。活き餌を入れた結果、死骸などが腐敗し、水も腐っていそうだったので4分の1まで水も交換。90×45の水槽なので時間がかかった。

水換えも終り、微生物の素という水質調整剤を投入。水質安定を待つ。

AM5時水質が安定してきた。中にいるハゼなども元気に泳いでいる。もう大丈夫だと思ったので、カメを水槽に戻した。

戻した直後、カメは暴れた。まだ水質がよくなかったのかと思ったが、いつも大がかりな掃除をしたときは同じだったので、元気になったのかと思った。

首が痒いような仕草や、足が痒くて噛みつくような仕草をしていた。これもいつもと同じだった。

陸場に上がったり、降りたりしていたため、もう大丈夫だと安心して、私は眠りについた。午前5時だった。

仕事もあるため、いつも通り起きる。

「カメが向こう向いて挟まってるよ」と息子が教えてくれた。

またか。

元気になったときによくあることだった。引き上げてやると、びっくりして顔を縮める。いつものことだと、水槽に手を入れカメを引き上げた。

おかしい。

ピクリとも動かない。

目は空いている。肌も艶があり元気そうだ。が、何かがちがう。

カメの口にカス見たいなものが付いていたので手で取った。

おかしい。全く抵抗しない。

首はだらんと垂れ下がっていていかにも死んでしまったというならすぐにわかるけど、首は高く空を仰ぎ、質感も昨日見た生きているままだ。

カメの頭を強く触ってみる。反応なし。

首もとの肉を触ってみる。反応なし。

手足を揺さぶってみる。反応なし。

甲羅を叩いてみる。反応なし。

持ち上げて見る。反応なし。

裏返してみる。

すると、空高く首をあげていたカメの頭が、重力に負けてだらんと垂れ下がった。

カメが、死んでしまった。

仕事に行かなければ行けない時間もあり、冷静に受け止める自分がいた。

カメが、死んでしまった。

子供がカメさんどうしたのと私に聞く。

私は、カメさんは天国に行っちゃったんだよと答えた。

子供はカメが水槽から出ているのが嬉しくて触りたいと言った。

カメさんはね 、死んじゃったんだよ。もう二度と会えないんだよ。天国に行っちゃったんだよ。

子供が、天国じゃなくて、遠足に行ったんじゃないの?と言う。

無邪気な言葉が突き刺さった。

そうだね。天国で遠足に行けると良いね。

葬式をしてあげようと、カメを運ぶために箱を用意した。カメを箱においた。

さぁ、最後のお別れをしようね。

子供に言った言葉が、また私を突き刺した。

ねぇ、カメさんはどうしたの?元気なの?

カメさんはね、天国に行っちゃったんだよ。死んじゃったんだよ。もう二度と会えないんだよ。

私は言いながら、溢れ出る涙を止められなかった。

長男が、泣き出した私を見て、怖くなって泣いた。

いつまでも居るものだと思っていた。また元気になってくれると思っていた。

あの時、寝ないで気付いていれば。

あの時、水槽に作った陸場を確認していれば。

どんなに考えても後悔ばかり。

25年。

産まれてきた子供たちよりも長い時間を共に過ごしてきた。

結婚した妻よりも長い時間を歩んできた。

もう、カメはいない。

空っぽになった水槽を、1時間見ていた時に考えた。ここに君がいないなんて、寂しすぎるから元気になって欲しいと。

私は生きている。家族が生きている。

カメがいて、毎日餌をあげて、活き餌をあげた方が良いかなんて考える毎日も変わっていく。

当たり前の事が、当たり前でないこと。

やらなければいけないことをやらなければ、命は消えてしまうこと。

誰が見たって当たり前の事ができていなかった自分を、君が気付かせてくれた。

25年という月日の中で、君に出会えて良かったよ。

大人になって、子供が産まれて、子供に悲しみを教えてくれてありがとう。

いつもの水槽はがらんとしてしまうけど、君のことは絶対に忘れられない。

やるべきことをやるよ。言い訳しないでやるよ。君の命を預かったのが私で本当にごめんなさい。

たまにお刺身をあげて喜んでいる姿や、外に出たい仕草、ビビりですぐ引っ込む君の思い出が、今の私には苦しいよ。

25年という月日は余りにも多くの思い出があって、悲しいと苦しいでいっぱいだよ。

何も語らず寄り添ってくれたカメ。

どうか、安らかに天国へ行ってください。

ありがとう、ごめんね、さようなら。